雨の奥入瀬渓流

奥入瀬渓流は人に聞くたびに
もう耳にタコが出来るほど
素敵な所だと聞かされる。

ならば行って確かめるだけだと思い
計画を立てててもらう。
真夏の奥入瀬渓流は涼しいらしいので
避暑のつもりで出かける事になりました。

平成19年8月8日(水)
8日 
春日部6:55(発)==大宮7:30(着)大宮8:02(発)東北新幹線「はやて3号」==八戸10:39(着)八戸11:00(発)タクシーー12:10(着)奥入瀬渓流(昼食)石ヶ戸(発)12:40(発)・・・屏風岩・・・阿修羅の流れ・・・千筋の滝・・・雲井の滝・・・銚子大滝15:30(着)銚子大滝15:40(ホテル専用バス)(発)ーー八甲田リゾートホテル16:40(着) 泊
9日
八甲田リゾートホテル8:30(発)・・・ブナワールド(ホテル専用バス)ーー酸ヶ湯8:53(着)酸ヶ湯9:00(発)・・・下毛無岱・・・酸ヶ湯11:00(着)酸ヶ湯11:05(発)(ホテル専用バス)ーーブナワールド12:10(着)ブナワールド・昼食・ブナワールド14:10(発)−−青森駅15:30(着)
16:52(発)東北新幹線(  )==大宮20:42(着)大宮21:06(発)==春日部21:29(着)

不安と期待に揺れる東北新幹線

大宮駅久しぶりの東北新幹線「はやて」にて八戸へ向かいました。

連日38度を越える猛暑の中、北方面に行くと思うだけ涼を感じます

いつも旅の始まりは子供のようにはしゃぎたい気持ちを抑えてどの様な景色や出会いがあるのかと思うと、つい期待に胸を膨らませているのです。
仙台を通り過ぎる頃にはなんと車窓は薄暗くなり、雲行きが怪しくなってきました。
八戸駅構内八戸に着くまでは車窓に水玉がいくつも着きそれが後ろへと飛ばされて行き、それを恨めしく眺めていて内心がっかりでしたが八戸に着くと雨もあがり曇り空で、気持ちの上では少し晴れました。

東北の祭りといえば「ねぶた祭り」ですがもう終わっていて人通りも普通にもどったとタクシーの運転手さんが話してくれました。
八戸から奥入瀬渓流まではタクシーにて移動です。

奥入瀬渓流は雨、雨、雨・・・雨

奥入瀬出発点東北なまりの運転手さんは私たちの質問に答えたり土地の説明をしたりしながら約1時間のドライブで奥入瀬渓流に到着しました。

石ヶ戸からの出発ですがまず休憩所でこれからのガイドさんが出迎えてくれました。
挨拶もそこそこに早速お弁当が配られ、休憩所の開いた席を見つけてお昼にしました。

生憎と本格的に雨が降り出し、休憩所の板は水浸しで行き会う人たちも傘を持つ人や合羽姿が往来し膨れ上がっていた気持ちもすっかりしぼんでしまいました。
お弁当をお腹に詰め込みゆっくりする暇もなく雨具を着てガイドさんの後に続きました。
十和田湖畔子の口から焼山まで14kmの渓流なのですが私たちのコースは途中からなので約8・5kmです。

奥入瀬歩道案内図に沿って歩くので案内図の前でガイドさんの説明を受けましたが雨ばかり気になり説明もいい加減に聞いていました。
あ〜歩く時だけでもお願いだから止んでくれないかしら・・・。
奥入瀬渓流の地図

阿修羅の流れ、グ〜っと来ず

屏風岩 屏風岩

名前の通岩がり屏風のように騒然と立ち並んでいました。
阿修羅の流れ

人気のあるスポットだとガイドさんの説明でこの白く泡立つ流れが素晴らしい様ですが今一天候の精かグッと来るものありませんでした。
奥入瀬渓流で最も美しいとされている景勝地だけに晴れていればもっと感動出来たのにと思うとくやし〜い!

(写真大きくなります)
阿修羅の流れ

滝づくし、奥入瀬渓流

雲井の滝 雲井の滝

落差25m、鬱蒼とした木立に囲まれた滝で、崖から2段に屈折して滝つぼに流れ落ち,水量は豊富で,奥入瀬の中では最も迫力のある滝なのです。
ここも記念写真のスポットのようです。
奥入瀬渓流にある滝は
石ヶ戸〜
子ノ口まで
8・3kmの間に

千筋の滝、雲井の滝、白布の滝、
双竜の滝、岩管の滝、玉簾の滝、
白絹の滝、白糸の滝、不老の滝、
双白髪の滝、姉妹の滝、九段の滝、
銚子大滝、五両の滝、
と14の滝があり、
まさしく滝づくしなのです。
白布の滝

銚子大滝










銚子大滝
銚子大滝は幅1.5m高さ7mの奥入瀬最大の滝です。

あまりにも流れに勢いがあるので、さかのぼって来た魚はこの流れを越える事が出来なかったので十和田湖には魚類が生息しないそうです。

この滝の姿がナイアガラ
瀑布に似ている事から
「Japaniese small Niagara 」
と呼ばれているようです。

夜の楽しみは十和田蟹?だって

やっと予定をこなしたといった感じで奥入瀬渓流は、良かったのか?良くなかったのか?
コメント無し。
折角青森まで来たので十和田湖を見ましたが、雲が重くたちこみ、何もない薄暗い湖でこれまた言葉無し。そそくさと迎えに来たホテル(ブナワールド)のバスに乗り込みました。
十和田湖
蟹のついた夕食 奥入瀬は素敵な所と前触れがあった様に、お天気ならば本当に良かったと思えたのでしょうが、無常な雨で残念な結果になりました。
夜の楽しみの食事も宿泊客が少いのでひっそりとした食堂で盛り上がりがなく、器の中に見栄えがするように蟹一匹が座っていましたが、如何にもまずそうで、ここは蟹の本場なの?と腹いせで言いたくなる雰囲気でした。

本当にまずい!

八甲田ロープウェーは休み、
酸ヶ湯温泉は見るだけ

八甲田リゾートホテル2日目の朝、まずお天気が気になりましたが、ダブルパンチで今日も雲厚く雨模様となりました。
予定では八甲田ロープウェイで無毛パラダイスコースのトレッキングをするはずでしたが肝心のロープウェイは雨の為休みとなっていました。
酸ヶ湯温泉急遽予定変更となり酸ヶ湯までホテルのバスで行き、そこから雨天の状況を見ながら不毛無岱を目指して登る事になりましたが初めから合羽を着ての進行です。
蛇足ながら「酸ヶ湯温泉」は総ヒバ造りの千人風呂が有名な一軒宿で井戸岳、毛無岱、田茂萢温泉などへの登山口となっています。
古くから湯治客で賑わい、熱の湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝等の5つの温泉が楽しめるようです。本当はここに宿泊したかったのですが
予約が取れませんでした。

大粒の雨、突然の雷に八甲田連山写せず

昨日と同じガイドさんが案内をしてくれました。
登口にある八甲田山の案内図の前で、ここ一帯が北八甲田山と称していて一つの八甲田という山ではないという説明を受けました。今まで八甲田山という山だとばかり思っていました。
八甲田山付近の地図
名前のわからない“赤い実”登り出したとたん大粒の雨が降りだしました。

とにかく行ける所までいこうということになりましたが景色は望めないですが、花は何か咲いているのか?と思って下ばかり見つめて歩いていました。

やっと赤い実を見つけ、雨が降っているのにもかかわらず、カメラをそっと合羽から出し、一応記念として撮っておきました。実の名前を教えてもらったのですが、雨でメモも取れず、覚えているつもりがすっかり忘れてしまいました。
八甲田山より酸ヶ湯温泉を見るしかしこの様な雨の日でも人に出逢いました。
“貴方たちも物好きね〜”と言いたい所グッとこらえ、

「生憎の雨で残念ですね〜!」
「そうですね!天は見方をしてくれなかったですね〜!?」
あはは・・・と若い笑い声は雨の中に消えていきました。

内心どこまでこの雨の中を行くのかと思っている矢先、突然“雷”がゴロゴロと鳴り出し、丁度、下毛無岱の平原にいたので案内人はこの平原での雷は危ないので引き返します。ヤッタ〜!
もと来た道を引き返しました。「酸ヶ湯温泉」の駐車場が見えてきてホッとしました。
お天気がよければ八甲田山の連なる山々を写せた筈なのに・・・・。
返す返すも残念!憎い雨!がっかりでした。

男の手料理・心こもるランチ

ぬれた合羽 ブナワールドに戻り、ずぶぬれの合羽を脱いで、所狭しと干し並べました。

皆も疲れが顔に出てお腹も減っているせいか言葉も少なく、やれやれといった感じでした。
ブナワールドでの八甲田ランチは周辺で取れる山菜が主ですが素朴で美味しく温かみを感じるランチとなりました。

何でもここのオーナーは元、学校の先生でしたが定年後に料理を勉強して訪れる人々に手料理で心づくしを提供しているというレストランでした。
山菜のバラ寿司
山菜のバラ寿司
ブナワールド・八甲田ランチランチョンマットの押し花もブナワールド近辺のものを集めては作っておき、趣味が高じての手作りだそうです。

皆は心づくしのランチに満足した様でした。

この様な思いがけない出会いはうれしいものです。

そこでオーナーは今度は樹氷を見に来て下さい。とい言ってくれました。蔵王の樹氷よりもっと見ごたえがあるそうで、感動すると教えてくれました。又、サラサラの雪の上をスキー板をはいて歩くと爽快だとも行ってくれました。みんなの気持ちはもうその時を想像しているようでした。

皆さん!雨に懲りずに又来て下さい。と気さくなオーナーはそう言って私たちを送り出してくれました。

青森駅周辺案内人のご好意で青森駅までマイカーで送っていただきました。
八甲田山に見せられてわざわざ移住してまでガイドになった話を車中で聞きました。

「フ〜ンそうなんだ」
その様に思える程引き付ける景色にも逢えなかった
私には全然同感が
出来ませんでした。

とても良い所と聞いていた奥入瀬渓流は、雨にたたられた私達には良かったとは思えないものになって非常に残念に思いました。

「何で夏に行ったの?」と知人に言われ、冒頭にも言った様に記録的な猛暑から逃れたくて避暑のつもりだったのですが、奥入瀬渓流は新緑の頃に行くと新芽の間からこぼれる光がキラキラと輝く様だし、紅葉の頃には渓流に落ち葉が風情をかもし出す・・・といった演出があるようなことを聞きました。又の機会にはこのようなことを踏まえて経験を生かして計画すべきだと思いましたが第一はお天気次第なんですよね〜。
“ヨシ” 3月には純白の八甲田山を期待して今から楽しみにする事にし雨の青森を後にしました。
 
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