紀伊・熊の古道 最終日

今日でフィナーレお天気もよく
心置きなく紀伊を見て半日を過ごすことに。
古道はまだ、大辺路と続いていますが
又の機会に訪ねる事にします

平成17年3月29日

宿泊所8:30発・・バス8:46発〜熊野大権現10:11着・・・浮き草島11:00着・・・新倉神社11:56着・・・新宮駅12:16着新宮駅13:03発
(南紀6号)=名古屋16:17着名古屋16:24発(のぞみ58号)=東京18:06着

ぬるくて,使えない朝風呂

小栗屋・風呂小鳥の声に起こされ、朝風呂へ・・・ところがすでに朝湯を使った友達ちは話では、ぬるくてなかなか出て来れなかったの。30分ぐらいつかってたらしい

と聞いたので湯船にたしかめに行ったら、なるほどぬるい!

じゃ、外のつぼ湯にでもと思ったが、入湯料700円掛かるし、なんだか外は寒そうだし、つぼ湯は狭く2人位しか入れないし折角館内にあるのに・・・
と思うと入浴や〜〜めた。と言いながら、もう一度お風呂にこだわり、様子を見に行くと、入っている人達がいた。エェ〜〜! 

温かいお湯ですか?と聞くと、
大丈夫という返事。ぬるかった事を説明すると、その人たちは良く知っているようで、お風呂の外にある、湯と水のバルブがあってお湯の方のバブルが何故か閉まっていたらしい。
どうして、こういうことになるの〜〜?結局入り損ねてしまう

ご朱印にも個性が、私にも好みが・・・

湯の峰にある東光寺小栗屋の側に、東光寺というお寺がある。

私は旅に出ると神社仏閣で御朱印をもらうことを心がけている。
書いてくれる人の字が上手なので集める気になった。

自分のお寺の名前と日付けだけを書くのだから上手になるはずと思うが、中には下手な?人もいる。それなりに気を入れて書いていただけるとあきらめも付くが・・・
東光寺・ ご朱印 生憎とこの東光寺のお坊さんは、愛想も悪いし、字もへん。愛想が悪くても字が上手であればまだ許せるが、2拍子揃って、申し訳ないですが、ダメ!
顔は、苦虫つぶしたような顔をしていなければ、一寸いけ面なのに・・・残念!

見てください。全体に見ると芸術的かな?と思うが筆の先がなく、こすって書いてある。でも他の人から見るといいと言うかもね。
ひょっとしてバスが来て急がせたから雑になったのかな?

ちなみに他のご朱印を見てください。分かりやすい字で丁寧に書かれていると思いませんか?
速玉神社のご朱印熊野本宮大社のご朱印
 
ここで3日間付き合っていただいた語り部さんともお別れです。
荷物を送ってしまい、身軽になった私達をバスが来るまで、見送って頂きました。会うは別れの初め、会うのはいいけれど、お別れは寂しいです。一寸おセンチなまるちゃん。

柏崎さん、千品さん。本当にいろいろお世話になりました

ここ掘れワンワン!なにがでるの?


バスで一路新宮市へと向かう。路線に沿ってすんだ川の流れがあり、車窓から見ていると“露天風呂”の文字が目に入る。
えぇ〜〜本当?

簾で囲ってある。大塔川の川原を掘ると、そこがなんと天然温泉の露天風呂になるそうです。
川湯温泉として全国的にも有名らしいです。

簡単にシャベル、スコップで穴を掘り、温泉に入る事が出来るなんて面白いですね! 勿論水着で入るのでしょうね?
でも冬場はチット考えるかな。あなたならどうするー?
川湯(天然温泉・露天風呂)

うって変わって街中の速玉大社

熊野速玉神社(世界遺産)新宮市に到着。帰りの電車の時間もあることなので、残り少ない時間を如何に有意義に過ごすか・・・が問題。

とにかく有名な所として「速玉大社」。に詣でる事に。抜けるような空の色に朱の色が目にまぶしい。

熊野三山の一つで、古来から新宮12社大権現として崇敬を集めてきた。

全国3000余社の総本宮で、日本第一大霊験所だそうです。

しかしここも派手な朱塗りで、なんだかありがたさが失われるよな感じ。
説明によると、古くからの社殿は、明治16年に炎上してしまい、現在のものは再建したもので、昭和の建造になるらしです。何回も塗り変えてあるのでしょうね?
速玉大社
     写真大きくなります
速玉大社2熱烈な熊野信仰は、蟻の熊野詣での諺を生み、たとえいかなる立場であろうと、速玉大神を仰ぎ慕う心があれば、男女の別なくお救いくださり必ずやその心願は成就すると信じられている。

まさしく、映え輝く大神徳(おおみのり)は永遠に宏大無辺である。

なんて大社の略記にありますが、何でも信じないと、ごりやくがないところがミソ。私はどうも邪念が入って神、仏を慕う心がなくて・・・だから救われないのか〜〜!うーん。

弁慶も泣いたナギの木

                 
 樹齢1000年ともいわれるナギの大樹がで〜〜ンとそびえ立っていた。かつては、この御神木の枝を折って熊野詣での土産ものとしたそうです。

私は、ナギという木をはじめて見る。
今は天然記念物とされている。
ナギの葉は、たてには簡単に裂けるが、横には枯れ葉でも、簡単には破れにくい事から「力しば」とか、「ベンケイナカセ」とも呼ばれている様です。
なぜ弁慶を泣かせたのかしら?弁慶の強力でもってでも葉っぱはやぶれないから・・かな?「弁慶の泣き所」と言う言葉はこの辺からも来てるのですかね?

又その丈夫さにあやかって男女の縁が切れないようにと女性は葉を鏡のウラに入れる風習があったそうです。
速玉大社・ご神木
 

お土産は玄米粉の餅


もうで餅 私もナギの葉っぱを持って帰ろうかと思ったとき、 この境内で“玄米粉のお餅は如何!”と呼び込みの声。
ああ・・あれだ〜〜!あの古道Vで紹介した「珍重庵」で売られていたお餅と同じ物があった。“もうで餅”の名前である
速玉神社でも売っているという説明は聞いていたが本当だった。もうお土産はこれだ! 決まり。
(ちなみに9個入り850円)
ネェ、葉っぱはどうするの?綺麗に掃除されていて落ちてませんでした。
やっと桜に春だから桜をも期待していたがまだ寒かったのでしょう・・・ね。

古道はほとんど杉、ヒノキで桜はなし。里山でチラッと見たが、お慰めにしか咲いていなかった。
今日は天気もよく気温も上がったのかここでやっと桜に出会えた。
    (写真大きくなります)

街中に浮島、5分で見学終了

浮島の玄関お土産の売り子さんに、新宮市のマップをもらい、所用する時間を聞き、さ〜〜てどこを見るかを皆で検討。

いろんな目ぼしい場所がマップ上にあるが、限られた時間内での見学。とりあえず近間の藺沢(いのさわ)浮島の森へと歩く。

浮島は案内パンフによると、植物の遺体が多数集まって形成されて、1700年前半とみられている。浮島が、水に浮くのは植物遺体の分解が遅れて出来た泥炭マット状の浮遊体だからだそうです。

中に入ると多種の植物ばかりで、密林を思わせる。水に浮かんだ木の板を歩くようになっていてゆれる。地中に竿を押し入れて、10mに達しても届かないらしい。だから池水面の昇降により、それと共に島も又昇降し、強風にあおられて移動する事もあるとか。

不思議よね〜〜!木ばかり見て5分でおわり。(入場料100円)受付のおばさんが人懐っこくてお話好きで、好感が持てる。
浮島の中昔は神倉聖の行をする霊地として島に入る者はいなかった様です。
悲しい伝説がありました。

昔「おいの」という美人がいて、ある日父に連れられてこの島の薪を採りに渡り、昼になってお弁当を開けると箸を忘れた事に気付き、箸の代わりの枝を探しに、島の奥深く入っていった。

が、娘はなかなか戻ってこない。父は娘を探しに行ったところ、娘は大蛇に呑まれ蛇の穴に引き込まれようとするところで、父は気も狂わんばかりに助けようとしたが、ついに娘は島にある底無しの井戸に吸い込まれてしまった。
というお話です。
「おいの見たけりゃ藺の沢へごじゃれ おいの藺の沢の 蛇のがまへ」
という俗謡が今に残っている。
という・・・いやだいやだ蛇、大嫌いな私。

急勾配の石段、538段登れず残念!

神倉神社
  (写真大きくなります)
浮島受付のおばさんが、神倉神社へはここからすぐだから見て行った方がいいと薦めてくれたので、時間を気にしながらも速決行。

浮島より10分ほどで着く。階段の多いところと聞いてきたが、なるほど目の前にすぐ急勾配の石段が見える。とりあえず登れるところまで登ってみる事に・・・

ひゃ〜〜すご〜〜い!少し登って下を見ると絶壁のように成っていて登るときは上を向いているから怖くないが、下りるときは足がすくむようである。
神倉神社の石段とにかく時間に追われているので、絶壁階段の途中で引き返す事になる。

地元の人は物怖じもせずすたこらさっさと登っていく。怖くないのか?と聞くと

毎朝登っているから全然大丈夫!という答え。年配の方もそうである。大したものね!

10分位でテッペンまで行くそうだ。下りるのが怖い人のために、あるのかどうかは分からないが、山そのままの斜面で下りてこれるルートもある。
この右の写真のようになだらかな所もある
パンフによると神倉神社の急な石段は、538段あって、源頼朝の寄進と伝わる物と、記してある。

ゴトビキ岩、後ろ髪惹かれるわ

神倉神社のゴトビキ岩ご神体の巨大なゴトビキ岩。ゴトビキとはヒキガエルに、似ている事から付いた物らしい。

この巨大な岩!本物?
返す返すも残念!これを、結局見られなかった。この岩の事を知っていれば無理してでも行ったかも・・・
(パンフから画像を作りました。)

この次にもし再びここを訪れたときは絶対に確かめたい気持ちで一杯。

後ろ髪を惹かれる思いで神倉神社を後にし、新宮市の町を見ながら新宮駅へと向かう

エピローグ

新宮駅にて駅前のおすし屋で関西の味を楽しむ昼食。今日は一寸気ぜわしいものとなったが、目一杯楽しむ事が出来た。世界遺産に登録された熊野古道。

その素晴らしさに出会いたくて春休みを利用して、はるばる足を運んだ甲斐があった。

そして「NPO法人 つれもてネット南紀熊野」所属の柏崎さん千品さんの一方ならないご尽力をお借りする事が出来、つつがなく古道を堪能出来ました。
いろいろとお世話様になり、有難うございました。
雨でルートを大分カットせざるを得なかった事は一寸残念に思えましたが、又くる楽しみに出来るという事になると思います。

古の神々が又来てね〜〜とささやいている様な春風を受けながらお別れです。熟年おばさん達は、帰宅する車窓の人となりました。
<参考文献>
るるぶ社「大人の遠足」
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